今日のカード 8/19 マシニング・オーナメンタル
マシニング・オーナメンタル
2019年9月6日(金)発売 エクストラブースター第9弾 「The Raging Tactics(ザ レイジング タクティクス)」収録
今日のカード(http://cf-vanguard.com/todays-card/) 8/19 より
パラライズの時間だぁ!
追記:一部ユニット名を訂正しました。
マシニング・オーナメンタル
メガコロニーのグレード3プロテクトギフト持ちユニットです。V/R登場時に他のすべてのリアガードをレストし、以下から1つを選んで実行し、コストにESB(1)-グレード3の「マシニング」を支払うことで代わりに両方を実行する自動能力を持ちます。
・レスト状態のリアガードをすべて選び、このターン中それらのパワー+5000。
・次の相手のスタンドフェイズに、相手はユニットを2枚までしかスタンドできない。
敵味方問わずにリアガードをレスト状態にすることができます。基本的にスタンド状態のユニットが存在するままターンが返ってくることはほぼなく、どちらかというと自軍リアガードへの被害の方が大きいです。
しかし、自軍リアガードを全スタンドできる《マシニング・スパークヘラクレス》と併用すれば自軍へのデメリットもケアできますし、《ウォーター・ギャング》や《ステルス・ミリピード》のように戦闘に参加せずにレスト状態になることでメリットを生むユニットを能動的にレストでき、組み合わせ次第では一転してメリット能力にもなり得ます。
もちろんこれで終わることは無く、追加でリアガードのパンプか相手の次のターンのスタンド制限を課すことができます。
レストしているユニットのパンプ能力は一見「なにいってだ?」となりますが、先述の通りスパークヘラクレスや《強毒怪人 ヘルデマイズ》などの自軍スタンド能力との併用が前提となります。流石にヘルデマイズでは効率は悪いですが、スパークヘラクレスならばリアガード5枚をスタンドでき、さらに追いパンプのあるので計10000パンプ、ライン合算で20000パンプと一気に火力を底上げできます。
ただし相手のレスト状態のリアガードもパンプアップさせてしまうので殲滅戦を強くすることはできず、またヴァンガードは適応外なのでフォース対面でVの単騎アタックを考えている際は注意が必要です。
もう一つは相手は次のスタンドフェイズにユニットを2枚までしかスタンドできないという妨害能力です。
リアガードだけでなくヴァンガードも効果対象なので、ヴァンガードをスタンドさせたい場合はリアガードは1枚しかスタンドさせることができません。アクセルクランを筆頭に盤面を広げるデッキにはより刺さりますし、最近は再ライドが簡単にできないデッキも多いのでVをスタンド対象に取らせやすいのも追い風です。
とはいえ、相手に選択権がある以上決して強力な能力とは言えません。
先にも言った通り再ライド先さえ確保されてしまえばリアガード2枚をスタンドできますし、インターセプトなどで自主退場すれば後列のリアガード2枚をスタンドし、前列を再展開すればすぐにパラライズによる妨害もどこ吹く風です。コール制限もないので除去されたと割り切って上書きコールという選択肢もありますので、完全な妨害手段としては物足りなさは否めません。
もちろんそれを容易にさせないために序盤から積極的にアタックを仕掛けたり、追加コストを支払って攻めを強くして再展開札を防御札に回させたりとプレイングで相手のケアを不十分にさせることもできます。
ちなみに、テキストには2枚『まで』と記載されていますので、使われた側は0〜1枚だけスタンドさせることもできます。基本何の意味も無いですが、デッキによっては思わぬ友情コンボが生まれるかもしれません。
そして、追加コストを支払うことで上記2つを同時に行うことができます。SBコストがグレード3の「マシニング」なのでデッキこそ限定されますが、上記の通りあからさまな旧デッキに合わせた能力なので、その点は問題ないでしょう。また、あくまで名称に縛られているのは追加コストだけであり、どちらか片方の能力だけ目当てであれば「マシニング」非採用のデッキでも問題なく運用できます(味方もレストしちゃう時点で新規には合わない気がするよ)。
総じて、旧もとい現状のデッキ強化の側面が強い1枚です。使いどころが非常に難しくまさに玄人向けなユニットですが、同時に採用しがいのある1枚とも言えると思います。とりあえずヘルデマイズはお役御免でしょうか?