海の男たちとヴァンガードショップ大会レポート 12/17
「波紋って強いよねぇ・・・。」
木曜日ということでオーガ大宮店のヴァンガードショップ大会に参加してきました。使用デッキは久しぶりのオラクル スサノオ軸です。
今回は個人的な実験の意味合いも兼ねて、オラクルで対波紋を意識したデッキを構築して参加してきました。何故対波紋なのかというと、ただ単に妨害パーツがあったから、それだけであり特に深い意味はないです。
とはいえ、流石に波紋とマッチングするかはその時になってみないと分からず、また対波紋に寄せ過ぎて他のクランやデッキ相手と戦えないようでは意味が無いので、そこを踏まえて色々と試行錯誤はして調整したつもりです。
ですので、今回は先にデッキレシピを公開し、その後に大会レポを書いていきます。果たしてilsさんは実際に波紋とマッチングし、見事波紋を打ち倒すことはできたのでしょうか・・・?
参加人数:17人
ダブルエリミネーション
今回のデッキレシピ
G3 7枚
4 覇天戦神 スサノオ
3 バトルシスター みるふぃーゆ
G2 12枚
4 サイレント・トム
3 神凪 シナツヒコ
3 神宮衛士 アカギ
2 アースエレメント ドガッツ
G1 14枚
4 神宮衛士 スミヨシ
4 神剣 アメノムラクモ
4 調停者 アメノサギリ
2 ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト
G0 17枚
1 神宮衛士 ハヒキ(FV)
4 サイキック・バード(☆)
4 神剣 クサナギ(☆)
3 バトルシスター まふぃん(☆)
1 ビクトリー・メーカー(引)
4 スフィア・メイガス(治)
G4 8枚
4 破龍戦神 カムスサノオ
2 神鳴りの剣神 タケミカヅチ
1 天駆ける瑞獣 麒麟
1 ミラクルエレメント アトモス
双闘コストを制限する《アースエレメント ドガッツ》とVG2止めへの鉄壁札《ウェザーフォーキャスター ミス・ミスト》を採用してます。ミス・ミストに関しては語る必要はないと思いますね、パブロスをシャットアウトして序盤にテンポを取らせないようにします。
仮にミスミストが握れなくとも10kシールド値でお願いガードをしていることがほとんどなので、特別に増やす必要性もいでしょうってことで2枚でした。スミヨシくん減らすと詰めらんないしのう。
ドガッツはオデュッセウスとミルティアディスの暴力的なアド稼ぎとデッキ圧縮に待ったをかけます。相手にアドバンテージを与えることには変わりませんが、その代わりにミルティアディスの登場時能力を解決するたびに相手はデッキのトリガーをドロップしつつ、双闘ではまるで意味のないグレード2以上のカードを戻す羽目になるため、アドを稼いでいくたびにデッキのトリガー率をボロボロにしていきます。守護者も戻せないので決まってしまえば相手はガード値に不安しか残りません。
その癖に2枚しか採用していませんが、他のデッキにあたった瞬間にバニラ以下に成り下がってしまうので3枚以上は微妙なところでした。必要なタイミングが中盤以降であり、またスサノオの超越ボーナスにハヒキアカギというメインフェイズ中のドローソースを採用したことで、無理にスペースを割かずとも1枚は握れるというのが一人回しで出た結論でした。実際に握れてるしね。
ピン挿しのドロートリガーは、手数の多い相手に対してこちらもリソース量を増やすために保険として採用してます。ダメージで捲れれば宇宙。
そんなデッキです。ぶっちゃけリアガードがトム以外どんぐりの背比べなオラクルだから組めた様な気もします。他のデッキを見てみろよ、グレード2枠なんかキャンセル待ちで一杯じゃないか!
そんなわけで大会レポどぞー。
1回戦目 対アクアフォース 打寄せる波紋 ミルティアディス ×
「ちょっと! 早速負けてんじゃないのさ!」
「やっぱ波紋って強いわ(確信」
こちら先攻。
相手方は《静かなる波紋 ソティリオ》にライドできず、《閃く波紋 オデュッセウス》も握れずで中々の事故っぷり。
しかし、こちらも対策カードとして採用した《アースエレメント ドガッツ》にライド。相手的にも初手に来た時はよっしゃと思ったのも束の間、まさは他のG2を引けずにライドする羽目になるとは思わなかったです。違う、そうじゃない。手札がG3とG0の極端なまみれ方をしていたので他に展開もできずV1パン。死んだかな・・・。
相手方は《あらぶる波紋 パヴロス》にライドするも、連携パーツ枯渇で9kバニラ状態。それでも《海流教兵のウミガメ兵》からのソティリオコールに加え、《伝令任務のカモメ兵》でウミガメ兵をパワーパンプして3パン。ぐへぇ。G0叩き付けて無理やり2パンしてたらさらに死んでた可能性。
こちらは《覇天戦神 カムスサノオ》にライドし、横に展開してリア潰しを優先して相手とのリソース差をつけつつCBを与えないようにしていきます。ただし、ドライヴチェックではトリガーが見当たらず、《神剣 アメノムラクモ》や散々手札に来ているのにさらにG3が捲れる始末。違う、そうじゃない。
その間に相手方はオデュッセウスを引き当ててソティリオをソウルにぶち込みパヴロスが覚醒。FVの《始まりの波紋 アレックス》がV裏にいたおかげでこのターンはG01枚で完全ガードできましたが、自ターンからはお願いガードを切る必要性に迫られます。
その後もリア潰しに専念しつつ適度にVにダメージを与えていきますが、ダメージトリガーがことごとくドロートリガーのおかげでリソース差が縮まらず。
対してこちらが捲ったトリガーはヒールトリガーの《スフィア・メイガス》1枚のみ。トリガーが捲れないならば他のカードが握れているのかと言われればそういう訳でもなく、守護者すらも握れず。
ただただコール待ちのG2、G3を捲り続けるという、なんともまぁかみ合わない捲り方です。シングルチェックの相手方のが手札内容良さそうとかどういうこったよ!
お互いダメージ3点になったところで、相手方は遂に《打寄せる波紋 ミルティアディス》にライド。登場時能力を使った後、《天羅水将 アリストテレス》に超越。そして「連波3〜」を達成させるためにRRVでアタック。
正直想定外のアタックでしたが、RRVということはRRを守ってVは守護者張ってトリガー不発でウマウマプランが取れるということです。ここで守護者を使ってガードすればこの後の展開如何では主導権を奪取することもワンチャンあるでやんs
「だから守護者握れてないって言ってるでしょ、ノーガードだよ」
「どうしてあんたはいつもそうなのよ!」
結果はヒールトリガーとクリティカルトリガーが捲れ、ダメージは5:2と完全に開き、さらにダメージゾーンにはあれだけ欲していた守護者がダメージで2枚落ちていくではありませんか。フリーだったら笑いのネタにできますが流石に大会だとため息しか出ません。
返しに《天翔ける瑞獣 麒麟》に超越するも、当然Vは守護者でカード。捲れるトリガーもクリティカルトリガー1枚と見事なまでの最低限。流石にダメージ2点から6点目まで持っていくような殺意、オラクルにはないので☆2のリアガードでVをアタックし、相手方のダメージは4点。何も言うな! 腹括ったんだ!
返しにRRVRRの猛攻で手札が吹き飛び、トップデック超越に期待するも引いたのはクリティカルトリガー。
引いたのは、クリティカルトリガー。
返しにダメージ5点からクリティカルを頂戴してダメージ7点目まで貰って敗北。
2回戦目 不戦勝
ただただ観戦。
3回戦目 対ギアクロニクル クロノジェット・ドラゴン ○
こちら先攻。
G2ライド2パンでクリティカルを捲って早々に相手方のダメージを3点に追い込み、1ターンのG2止め3パンでリソースをガツガツ削っていきます。
相手方が先にG3にライドしたところで、スサノオにライドして麒麟に超越。RVRでアタックしてダメージ3点からVがスルーされるも、トリガーは捲れず1点どまり。麒麟の優しい世界はいつだって健在。
返しに相手方は《時空獣 メタリカ・フェニックス》に超越し、時翔で連パンをかましてこちらのダメージは4点。初回超越アクションの質の差に震えつつ、なんとか返しの手札を確保してターンを貰います。
返しは《神鳴りの剣神 タケミカヅチ》に超越、リソースを肥やして盤面を再度展開してVからアタック。相手方はこれを4ノーし、ここで見事にクリティカルトリガーを捲って6点目ダメージを与えて勝利。
4回戦目 対ギアクロニクル クロノジェット・ドラゴン ○
こちら先攻。じゃんけんガチ勢。
3回戦目と同じくG2ライドターンに2パンするも、有効ヒールを咬まれてダメージ1点止まり。返しにリア潰しに合うも、1ターンライドスキップを選択して再度展開してビート。相手方に先にG3にライドしてもらいます。
クリティカルでダメージ3点になりつつ、こちらもスサノオにライドして麒麟に超越。2パンしか形成できなかったものの、スサノオ⇔スミヨシの21kラインにクリティカルトリガーを割り当てて確実にダメージを詰めていきます。
返しにメタリカフェニックスの時翔コンボでリソースとパンチ数を増やしてビートされますが、ダメージ5点で踏みとどまってターンを貰います。
その返しにはタケミカヅチに超越し、守護者をしっかりと確保しつつリアガードを展開して3パン。横に《サイレント・トム》を展開している所為もあってか、相手方はVのアタックに対して2枚貫通を提示。トリプルチェックの2枚目でクリティカルを捲り、Vとトムどちらに振るかを悩んでトムに割り振りますが、3枚目はまさかのヒールトリガー。
Vに振っていればファイトは終わっていましたが、過ぎたことを悔やんでも仕方なし、ダメージを4点に回復しつつパワーをトムに振りますが、当然のように相手方はそれを守護者でカード。
返しに相手方は再びメタリカフェニックスに超越。《クロノドラゴン・ネクステージ》でなくてほっとしつつも、横に《スチームナイト・ルガル》⇔《スチームファイター ウル・ザバ》の22kトムラインを形成されます。なお更ネクステージでなくて良かった。
手札にある1枚の守護者をルガルに使わなくてはならなくなったので、Vのアタックはぶち抜きが怖かったものの2枚貫通を提示します。結果、トリガーはクリティカル1枚のみであり、プラン通りルガルは守護者でガードし、残りのリアガードのアタックを受けてダメージ5点でターンを貰います。
返しに《破龍戦神 カムスサノオ》に超越し、スサノオボーナス、《神宮衛士 アカギ》、序盤に山札に隠されてドローしたハヒキに《サイキック・バード》と、とにかくフルに山札を掘ってアタッカーをカードをかき集めます。
そしてリアガードにスサノオ⇔スフィアの21kライン、トム⇔《神剣 クサナギ》の16kラインを形成してVからアタック。当然クサナギは吸い込みません。
これに対しては相手方は再び2枚貫通を提示。トリプルドライヴの2枚目でドロートリガーを捲ります。相手方のダメージは4点であり、パワーを横に振ったところでクリティカルが捲れなければ意味が無いのは明白なので、ドローでクリティカルトリガーが見えても気にせずにVに振ります。
そして運命の3枚目・・・
「・・・なんか、ごめん」
「嘘つくな! ちゃんとクリティカル捲ったわい!」
「やるやん!」
今度は2枚貫通をぶち抜き、そのまま6点目ダメージを与えて勝利。
戦績:2勝1敗不戦勝1
感想戦
1回戦目・・・ダメージドローのおかげでツインドライヴ並に手札が増えてたのはエグかった。
2回戦目・・・不戦勝
3回戦目・・・G2止めわっほーい。
4回戦目・・・2枚貫通の2ndチェックでトリガー捲れると迷うよね。・・・迷わない? いいね、カッコイイね!
というわけで、波紋には勝てませんでした(ガッカリ
ドガッツ・・・悪くは無いと思うんですよね、ミルティアオデュッセウスで勝手に首を絞めてくれるわけですから。
それでも、パヴロスを如何に止められるかの方が重要でしたね。ミスミストはまだ他のクランでもG2Vのアタックを封殺できるという点ではドガッツほどニッチではないですし、メタるならばこちらを多めに採用したほうが良いでしょうね。
ただ、デッキの動きをサポートしないカードを採用したのに、デッキコンセプトに狂いが生じなかったあたり、本当にオラクルってオラクルなんですね。勝率はともかく安定感だけ見れば上位にも負けてないんじゃないですか。後は殺意を! もっと殺意をください! あぁ、血が足りない・・・。