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今日のカード 9/11 染み渡る根絶者 ヱンダー




染み渡る根絶者(インスティル・デリーター) ヱンダー

9月26日(土)発売 コミックブースター『先導者と根絶者(デリーター)』収録

ヴァンガード開発部からの一言!!

今日のカードは、9月26日(土)発売のコミックブースター『先導者と根絶者(デリーター)』に収録される「守護者」ユニット!
新たな能力を持った完全ガードG「染み渡る根絶者(インスティル・デリーター) ヱンダー」だ!

「ヱンダー」がガーディアンサークルに登場した時、ヴァンガードを守る完全ガードの能力のほか、
ドロップゾーンに同名のユニットがいると、相手ヴァンガードの「デリート」を延長してしまう、悪夢のような能力を持っているぞ。
その相手ターンの終了時、デリートから表に戻ったヴァンガードを再びデリートし、さらに追撃が可能になる!

2ターンに渡るデリートは、もはや敗北を宣告されたに等しいレベルの脅威!
「ヱンダー」の能力を受けてから回避する方法はほとんどないので、ガードの能力でありながら、実質的にはフィニッシャーと言ってもいいだろう。

この能力に対策するために、デリートの解除方法を覚えておこう。
(1) ライドする!
ノーマルライドでも、カードの能力によるスペリオルライドでもOKだ。
ライドすると、デリートされていたユニットは、表向きでソウルになるぞ。
なお、ブレイクライドなどの能力は発動しないので、注意しよう。

(2) ストライドする!
ストライドすると、ハーツになる時に表になるぞ。
ヴァンガードの「ストライドした時」の能力は発動しないが、パワーとカード名は引き継ぐことができる。

基本的には、このふたつの方法でデリートを解除できる。
「ヱンダー」の罠に掛からないために、アタック前に対策しておきたい。

凶悪に進化する「根絶者」デッキ!
デッキを組んでいるファイターはもちろん、対策するファイターも要チェックだ!


ユニット設定

宇宙を彷徨い、その軌道上の存在を呑み込む遊星「ブラント」。
この凶星に寄生する異形の存在《根絶者》の中でも、「ヱンダー」は遥か過去よりブラントを根城としてきた個体。
ブラントの軌道上に存在するあらゆるものを巻き込み、消去してきた根絶者である。
彼らの食糧は「苦痛」という概念。
ブラントに呑み込まれた哀れな犠牲者は、根絶者によって永遠とも思える苦痛を味わい、それが無くなった頃には消滅してしまう。
生あるすべてを否定し、貪食する――凶き星に住まう悪夢の住人たちは、今も万物を飲み込み、宇宙を脅かし続けている。

今日のカード(http://cf-vanguard.com/todays-card/) 9/11 より


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染み渡る根絶者(インスティル・デリーター) ヱンダー


 リンクジョーカーのグレード1守護者ユニットです。G登場時にコストとして手札1枚を捨てることで、アタックされているヴァンガード1枚をそのバトル中完全ガードし、さらにドロップゾーンに《染み渡る根絶者 ヱンダー》があり、相手ヴァンガードがデリートされているならば、そのターン終了時に相手ヴァンガードをすべてデリートする自動能力を持ちます。


 相手のアタックを防ぎつつ、デリートを継続させることで返しのターンをさらに有利に進められるっていう、1枚(コスト分含めると2枚)で2度おいしいそんな1枚でございます。

 ただ、ヴァンガードがデリートされているってことは、ブーストを含めても精々7k~11kラインどまりで、よほど自己完結しているリアガードがいたり、ダブルトリガーを捲られたりとかされないかぎりは、守護者を切るまでもなくガードは余裕なわけですよ。

 もちろん、次の相手ターンのデリートが確定しており、先のターンと併せて2ターン連続でデリートヴァンガードをアタックしていればまず勝てると思いますんで、多少過剰ガードになっても問題はないわけですね。いくらアド損だろうが返しのターンが来る前にファイトが終わればアド損もアドになるんですからね、そう考えれば全然悪いテキストじゃないってもんです。

 しかも「根絶者」の名称付きですよ。「根絶者」はやれECBだやれESBだ、やれ退却コストは「根絶者」だーと同族を要求してくるカードばっかりですからね、何も考えなくとも《拒絶する根絶者 ヱビル》とサッ、スッと入れ替えられる親切設定付き、ありがたやありがたやですよーはい。


 でも、皆さんご存知の通り、今の時代は超越環境です。ヴァンガードがデリートされていようが、ちょっと手札からカードを1〜2枚コストに充てるだけで、簡単にデリートを抜け出せちゃうわけですよ。そうなってしまうと、せっかくの追加効果も宝の持ち腐れになってしまうわけですね。ヴァンガードG以降の守護者なのでリアガードのアタックは完全ガードできないから、下手すりゃヱビルの下位互換って呼ばれちまう始末です。

 それに、相手もこちらが「根絶者」だと分かれば、デリート対策に再ライド用のグレード3や超越コストを確保したプレイングをしてくるでしょうし、よほど引きが悪くないかぎりはデリートされたヴァンガードのままアタックしているってことは早々ないわけですよ。
 まぁ、この場合の悪い引きってのはつまりトリガーゲーってことなので、一概にこちらが有利かどうかは分かりませんが。


 そんなわけで、現状では死体蹴りを助長させるオーバーキルカードとも考えられます。超越がある今、デリート状態のまま戦うという状況そのものが少ない以上、評価としては扱いの難しい1枚でしょう。とは言え、メインは完全ガードの部分であり、あくまでデリート継続はおまけですので、そこをお忘れなく。いやはや贅沢な悩みですなぁ。


 もしくは、超越コストを増加させ、グレード3やシシルス互換1枚では超越できないような妨害系ユニットが登場してくると、相対的にヱンダーの価値も上がりそうなもんですが果たしてどうなることやら。今後に期待といったところで今日はこの辺で。
 落ちもなければ山もない、平凡な日常、御楽流亭居留守でした。