トムと黒猫

オラクルシンクタンクのＴＤに収録されている黒猫ちゃんことダーク・キャット。
出たときに、デメリットはありますが、ノーコストでハンドアドバンテージの損失をカバーできます。
さらに、現オラ単にとって一番ほしい7000ブーストの役目もこなすなど、発売前から注目を集めているカードです。

確かに相手とのハンドアドバンテージに差が開くのは、このゲームのシステム上中々やっかいではあります。
ですがそこは技巧派揃いのオラクルシンクタンク。そんなダーク・キャットにうってつけの相棒がいます。
それが「サイレント・トム」です。彼と黒猫ちゃんは中々のシナジーを形成していると思います。

ご存知のとおりトムはＧ０のカードではガードされないという鬼畜回避能力を持っています。
本来であれば10000シールド１枚で防げる値のパワーであっても、２枚のガードを要求してきます。
特にトリガーチェックでのトリガー補正をかけ20000を超えるパワーにもなれば、それは脅威です。

なぜこの２枚がシナジーを形成するのか、それは互いの能力が関係しています。

まずダーク・キャットのパワーは7000。トムはオラクルの他のユニットと違い、6000ブーストでは最低ラインである15000にも届きません。
これをカバーできるのは今まではサークル・メイガスとジェミニしかいませんでした。（単で組む場合）
しかし、これに新たにダーク･キャットが入ることで、最大１２枚の7000以上のブーストできるユニットがデッキに投入することができます。
これにより、サークル、ジェミニをなかなかトムの後ろに配置できなかったりといった事故を軽減することができます。

もう１つが、トムの回避能力です。
トムはＧ０のユニットではガードできません。つまり、ダーク･キャットの能力によって相手も便乗ドローしても、
そのカードがＧ０であれば、トムのアタックに関してはほぼデメリットは存在しません。
Ｇ３でも同じことが、他のユニットに対しても言えます。
さらにこれはトムとの関連性はありませんが、トリガーユニットを相手がドローすることで、相手のトリガーアドバンテージを打ち消すこともできます。
デッキに４枚しか入れられない治癒を引かせてしまえば、持久戦になりやすいオラクルにとっては有利です。

しかし、手札が増えることはトム以外のユニットにとっては単なるデメリットにしかなりません。
トムにとっても、完全ガードを引かれたり、またはコストのカードを持ってこられたりします。

しかし、それらのデメリットを考慮しても、やはりトム＋ダーク･キャットのシナジーは強いと思います。
アタッカーを引かれても、そのターン中に決められれば関係ありません。

賛否両論あるかと思いますが、僕の中ではダーク･キャットは３〜４積みで確定だと思います。
もちろんトム４積み前提の話ですが。