今日のカード 12/29 現の魔女 ファム

現の魔女 ファム

2021年1月29日(金)発売 スペシャルシリーズ第9弾「クランセレクションプラス Vol.1」収録

今日のカード(http://cf-vanguard.com/todays-card/) 12/29 より

　フィアナはオバロクロスのような疑似双闘（能力コピー）系なんでしょうかね？

現の魔女 ファム

　シャドウパラディンのグレード２ユニットです。コストにSB(1)を支払うことで、相手は自分のドロップゾーンからグレード０のユニットカードを２枚選び、それらをグレード１以上のユニットのいるRサークルにスペリオルコールし、これによって１枚もコールされなかったら、そのターン中、このユニットのドライブ+1するV用ターン１回起動能力を持ちます。

・魔女の呪いが効かない！？　…ならば“肉体言語”にて語るまで！　プリンセスツインドライブ!!

　旧黒魔女のメインギミックそのままに、相手リアガードをドロップゾーンのグレード０ユニットに張り替えることで、相手の戦力を削ぐことができます。

　ほとんどのデッキではグレード０はトリガーユニットやFV程度しか採用されていないので基本的にはパワー5000バニラに張替えが見込めます。カードアドバンテージを削れないのは弱いですが、盤面の弱体化には確実に貢献しているのでキーパーツに依存しているデッキなどに対しては通常除去と大差無い効果が見込めると思います。

　ただ、グレード２のV専用能力としては、あまりにもタイミングが噛み合っておらず、明らかにグレード３かR用能力向きなのは明白です。考察は後々述べますが、単体で評価する際はこの張り替え能力はほとんど飾りと言って良いでしょう。

　１枚もコールが出来ない場合は自身のドライブ数を増やすことができ、グレード２ライドターンからツインドライブで手札を増やしていくことができます。

　ドライブ増加を阻止するために最低でも２枚のカード（ドロップのグレード０と張り替え先のグレード１以上）を用意にするのは流石に割に合わない（引バニラでも採用していないかぎり20000～25000あたりのシールド値をドブに捨てることになります）ので、通常ライド時にはまずドライブ増が見込めると思います。

　ただ、選抜制限下のルアード軸以外のシャドウパラディンでPBDの連携ライドギミックを採用しない理由は無いので、この能力が２ターン目に使われること自体は少ないかとは思いますが。

・疑似双闘前提のような能力

　先にも述べましたが、V専用能力でありながらグレードとテキストのタイミングが噛み合っていませんので、何らかの形で能力だけ後々利用される可能性が高いです。

　あくまで個人の予想ですが――昨日の《冷血の魔女 ルーバ》でも触れましたが、恐らく《幻惑の魔女 フィアナ》がファムをサーチし、その能力をコピーするテキストを持っていると思われます。双闘能力を持つユニットがリメイクされる際、いずれもレギオンメイトをサーチしていることや、《ドラゴニック・オーバーロード “THE Ｘ”》というコピーの前例もあるので、十中八九その路線で来ることでしょう。

　であれば、ゲーム中盤～終盤向けのテキストをグレード２ユニットが持っている理由としても納得がいきます。

・総評

　フィアナとのシナジーが前提とも取れる１枚です。すべてはフィアナ次第。この後の情報局がまた楽しみになってきますね。