今日のカード 12/21 怪人紳士 ハイクラスモス
怪人紳士 ハイクラスモス
2021年1月29日(金)発売 スペシャルシリーズ第9弾「クランセレクションプラス Vol.1」収録
今日のカード(http://cf-vanguard.com/todays-card/) 12/21 より
日本のプロ野球で言うところの「早くメジャー行け」って言われるタイプですね。
怪人紳士 ハイクラスモス
メガコロニーのグレード1ユニットです。山札かソウルにある時自身をグレード3として扱う永続能力と、コストに自身をレストし、ドロップゾーンからノーマルユニットを1枚山札ボトムに置くことで、CC(1)し、相手リアガードを1枚選び、そのターン中そのユニットはインターセプトできなくするR用同名ターン1回起動能力を持ちます。
・二つの顔を持つ紳士
1つ目の能力は山札かソウルにある時に自身をグレード3として扱うというものです。
プロテクトクランらしくグレード3をSBコストに要求してくるユニットが複数存在しますので、偏ったグレード配分の構築を回避しつつもそれらへのコスト供給の安定化を図ることができます。《真魔銃鬼 ガンニングコレオ》や《デスワーデン・アントリオン》らをグレード3ライドターンからフルスペックで活用しやすくなるので軸によっては積極的なライドを狙っていきたいグレード1になりそうですね。
またソウルだけでなく山札でも同様の効果を発揮しますので、《新星怪人 リトルドルカス》や《マシニング・マンティス》、《マシニング・ホーネット》といったグレード3をサーチする能力でもキャッチが可能となり、これらの能力での空振り率も低下させることができます。《暗黒繭》が乗ったグレード3が退却した際のサーチ先としても選べますし、何よりこれらでワンチャンガード値を引っ張ってこれるようになるのはとても頼もしく感じますね。
・下~中級怪人とは思えない仕事っぷり
もう一つの能力が、コストで山札にノーマルユニットを戻しつつ、CC(1)と相手リアガード1枚のインターセプトを封じるというものです。
まずコストでノーマルユニットを山札に戻せるようになったので、《百害女王 ダークフェイス・グレドーラ》のサーチ先のグレード3を補充できるようになり、これで弾切れを気にせずにグレドーラのスペリオルコール能力を活用した連パン攻勢が可能になりました。
次にCCです。
自身をレストしてしまうのでバトルには基本的に不参加の形となってしまうものの、メガコロでは貴重な使い勝手の良いCC手段が登場しました。同名ターン1回制限こそあるものの、既存の物はどれも癖が強かっただけにこの手軽さはそれだけでも十分魅力的です。
ややおまけ感の強いインターセプト封じですが、このクランはガード制限テキストに長けている分インターセプトの重要性が他クランよりも高いため、それらガード制限の威力を高めるという意味では十分有益な能力です。環境を見るとルアード軸やバミューダ△の旋律軸など高いシールド値を持つインターセプトユニットを扱うデッキもあるため、それらへのメタとしても十分働くと思います。
また、相手リアガードの自主退場を妨害できるというので《槍撃怪人 メガララランサー》のように相手のレスト状態のユニットを参照する能力が残りの未公開カードに搭載されていればそれらへの明確なサポートにもなり得ます。
・総評
既存の軸だけで見てもかなり利便性の高い1枚です。新旧問わず様々な軸での採用が期待できると思います。