今日のカード 10/4 フリージング・グランター
フリージング・グランター
2019年10月11日(金)発売 ブースターパック第7弾 「神羅創星(しんらそうせい)」収録
今日のカード(http://cf-vanguard.com/todays-card/) 10/4 より
ダメージゾーンをくちゅくちゅします(ひー)。
フリージング・グランター
エンジェルフェザーのグレード2ユニットです。手札からVかRに登場した時、コストにSB(1)を支払うことで、相手のリアガードを1枚選び、相手はそれを自分のダメージゾーンに置き、ダメージを1点回復する自動能力と、アタック時にコストでCB(1)を支払うことで、そのバトル中、相手のダメージゾーンの表のカード1枚につき、自身のパワー+5000するR用自動能力を持ちます。
相手リアガードのダメージ移送と、相手のダメージの表向きの数分の自己パンプ能力を持ちます。テキストに細かい違いこそあれど《星辰の癒し手 エルゴディエル》の下位種、グレード2版ユニットです。
SB(1)で相手のリアガードをピンポイントで除去できるのでそこだけ見るとコストパフォーマンスは良好です。新規プールでは相手のダメージゾーンのカードが置かれていることを条件とする能力持ちが多数収録されているため、それらを能動的に発動させることもできます。
反面、ダメージ移動後にダメージ回復を行わせるので相手にCCの機会を与えてしまうというデメリットもあります。一応自身のもう一つの能力のおかげで相手のCCをこちらも有効活用できるようにはなっていますので必ずしもデメリットというわけではありませんが、CC手段を絞ることでパワーバランスを図っている節のある現スタンダード環境を考慮するとリスクの大きさは変わらなさそうです。
また、ダメージのカードをドロップゾーンに落とせるので、ドロップからの回収ギミックを持つクランに対しては一種の友情コンボ成立も考えられます。シャドウパラディンの《ブラスター・ダーク》、むらくもの《夢幻の風花 シラユキ》などがダメージゾーンにある際はちょっと怖いですね。
もう一つの能力が、アタック時に相手のダメージの表向きの分だけ自身をパンプするというものです。単体パンプのみにCBコストを割くのは些か割高ですが、最大値25000パンプの単騎34000アタッカーとなればむしろ格安でしょう。状況にもよりますが15000↑のパンプができる時に使用していきたいですね。
ダメージゾーンの表向きのみを参照しますので、先の登場時能力やエルゴディエルと併せれば(CCを許すというリスクこそあれど)パンプ値を伸ばすことができます。
相手がCCをしなかった(表向きのダメージを回復)場合はパンプを伸ばせませんが、その場合はCBコストを与えずに済みますし、CCをしない理由の大半がグランターやエルゴディエルのパンプを嫌う=ガード札が芳しくないということだと思いますので、相手の手札内容をある程度予想しやすくなります。
もちろん、自分のデッキのフィニッシュターンまでに必要なCBコストを理解している相手であれば不必要なCCによって生じるパンプは当然避けてくると思われますので、相手のクランや状況と照らし合わせて判断しましょう(ちょっと難しく考えすぎじゃない?)。
総じて新規軸向けのサポートとフィニッシャー候補となりうる1枚です。相手のダメージ感知ギミックを能動的に発動させるには不可欠な1枚ですので、まず採用されうる1枚だと思います。