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今日のカード 10/15 月影の白兎 ぺリノア




月影の白兎 ペリノア

2018年10月19日(金)発売 エクストラブースター第3弾 「ULTRARARE MIRACLE COLLECTION(ウルトラレアラクル コレクション)」 収録






今日のカード(http://cf-vanguard.com/todays-card/) 10/15 より


 突然にやって来たの 私の前〜♪(古いってレベルじゃないよ!)




月影の白兎 ペリノア


 ゴールドパラディンのグレード3アクセルギフト持ちユニットです。あなたのリアガードのアタックがグレード3以上のヴァンガードにヒットしたバトル終了時、コストでCB(1),SB(3)を支払うことで手札のこのユニットにスペリオルライドし、そのターン中自身のドライブ−1する自動能力と、あなたのリアガードがヴァンガードにアタックしたバトル終了時、コストでCB(1)を支払うことでそのアタックしたユニットを手札に戻すV用自動能力を持ちます。


 リアガードのアタックが(疑似的ですが)Vスタンドに繋がる点はスタンダード環境の《蒼嵐竜 メイルストロームを彷彿とさせます。ドライブが−1されるためアドバンテージにこそ繋がらないものの、アクセルサークルを増築できるので《ロップイヤー・シューター》のようにバトルフェイズ中にコールできるユニットを上書きコールせずに展開することができます。





 自身はパワーパンプの類を持たないのでフォースクランだったりダメージトリガーでパンプしているユニットには単騎だとトリガー頼みになってしまうのがネックです。

 また、コストのSB(3)がべらぼうに重く、ゴールドパラディンは何かとSBコストを強要してくるためコスト競合が必至となります。《灼熱の獅子 ブロンドエイゼル》のスペリオルライドを決めてしまうと再ライドかSC(1)を行わないかぎりはコストが支払えなくなるので考えなしには扱えない能力と言えます。RRというレアリティ、アクセルクランの特性、他にも能力を持つことを考慮すれば妥当なラインかもしれません。


 その他の能力として、ヴァンガードにアタックしたリアガードを手札に戻す能力も持ちます。《聖弓の奏者 ヴィヴィアン》やロップイヤーといったユニットを再利用できるのはもちろん、再ライド先やガード札となるトリガーユニットなどを回収して次ターン以降への備えを確保するのにも活用できます。スペリオルライドに目が活きがちですが、こちらも適切なユニットをバウンスすることで更なるアドバンテージに繋げられるポテンシャルを秘めているため、こちらをメインに据えたデッキも考えられると思います。


 ルール上挙動が色々と複雑な1枚です。例えば上の能力によってスペリオルライドしたペリノアは、その後下の能力でアタックしたリアガードをバウンスすることができます。

 これはクローズステップ中(バトル終了時中)に待機状態になっておらず、『バトル終了時』で記されている誘発条件を持つ有効な自動能力がある場合、クローズステップをもう一度行うというルールによって発生する挙動です。


 以下総合ルールより抜粋


7.8.1. アタック終了時の処理を実行するためのステップです。このステップは、以下の手順に従って進行します。

7.8.1.1. このクローズステップ中に待機状態になったことがない、「クローズステップ開始時」及び「バトルの終了時」で示されている誘発条件を持つ有効な自動能力が待機状態になります。

7.8.1.2. チェックタイミングが発生します。このチェックタイミングで行うべき処理がすべて終了したら、バトルが終了し、すべての「バトル中」および「そのバトル中」を期限とする効果が消滅します。(以下省略)


7.8.1.3. この時点で、待機状態の自動能力が存在せず、実行する必要のあるルール処理(第 9 章)も存在せず、このクローズステップ中に待機状態になったことがない、公開領域、または双方のファイターが内容を確認できる状態にある非公開領域のカードが持つ「クローズステップ開始時」及び「バトル終了時」で示されている誘発条件を持つ有効な自動能力が無い場合、7.8.1.4 に進みます。そうでない場合、7.8.1.1 から処理を実行しなおします。


 同様に、リアガードのペリノアのアタックがヒットしたバトル終了時、ヴァンガードのペリノアでリアガードのペリノアを手札に戻し、戻したペリノアでスペリオルライドすることも可能なはずです(手札と言う非公開領域を経由することと、ルールの『双方のファイターが内容を確認できる状態にある非公開領域のカード』というのがよく分からなかったので断言はできません。公式のQ&A待ちです。)


 総じてかなりトリッキーな1枚です。上手に使ってアドとテンポをつかみ取りましょう。