ここはオラクルシンクタンクとスフィアメイガスをこよなく愛する烏丸Ilsとかいう人がカードファイト!! ヴァンガードを中心にいろいろ書いているブログです。
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ファイターズルールが更新されました


「今後のヴァンガードはどう変わっていくのかな?」




 やっとこさ本格的な冬らしさが関東にも訪れ、我が家に備蓄してあるホッカイロくんにもやっと出番が来ました、こんばんはilsです。


 昨日にファイターズルールが更新され、身内からネット界隈様々なところで改定に関しての物議が止まない一夜となりました。

 そんなわけで、一日間が空いてしまいましたが、個人的な目線でファイターズルール改定を見ていこうと思いますので、興味のある方時間に余裕のある方は追記よりお付き合いくださいませ。  一部ヴァンガード公式HPより抜粋しております。ご了承ください。



【カードの使用に関する追加ルール】

2016年1月22日(金)より実施

▼ファイターズルール更新理由
ゲームバランスを健全に保ち、より楽しいファイト環境を提供する為。

▼ファイターズルール指定追加理由
「閃く波紋 オデュッセウス
ファイターズクライマックス2015地区大会および全国決勝大会において、このカードを採用したデッキの使用率が高く、環境の固定化の要因になっていると判断した為、指定カードとなりました。
【指定追加カード】
・以下のカードは、2枚までしかデッキに入れることができません。


<アクアフォース>
「閃く波紋 オデュッセウス
≪2016年1月22日(金)より実施≫




 おそらく波紋を握ってる方握ってない方問わず、ヴァンガードプレイヤーの内九分九厘はこう思ったことでしょう、「やっぱりな♂」「知ってた」と。


 連携ライドのアシストはもちろん、手札の不要牌をソウルのアタッカーに変換するムーブは、序盤から速攻を仕掛けるにはまさにうってつけのギミックでした。《高まる波紋 パブロス》のVヒット時能力との兼ね合いも合って、先攻でこれを決めるだけで勝ちが決まってしまうとも過言ではありません。
 アタッカーを確保できるという観点からもライドスキップを駆使して相手に双闘及び超越をさせないG2止めを捗らせ、多くの超越や双闘に依存したデッキを駆逐してきました。今回、その中核を担っていた《閃く波紋 オデュッセウス制限カード入りはもはや定めというべき処置であり、多くの方はそれを受け入れることでしょう。




▼ファイターズルール指定解除理由
コマンダーローレル」
ファイターズクライマックス2015地区大会および全国決勝大会において、このカードを採用したデッキの使用率が低かった為、指定解除となりました。ただし、Gユニットとの組み合わせは環境の固定化を招く恐れがあり、再び指定カード入りする可能性があります。
【指定解除カード】

<ディメンジョンポリス>
コマンダーローレル」
≪2016年1月22日(金)指定解除≫




 「オデュッセウス規制かー、まぁ当然だよねー・・・」

 画面下スクロールスルスル〜・・・

 「・・・ふぁっ!?」



 コマンダーローレルはディメンジョンポリス単クラン収録のエクストラブースター「宇宙の咆哮」の発売に先駆けて制限カード入りをしました。理由としては超越ユニットの親和性が高くゲームバランスを崩壊させる恐れがあるということで、カード単品では異例である1枚制限の処置を受けました。

 実際問題、その1枚を引けるだけで戦局は大きく揺れ動きます。新たに登場した守護者がリアガードを守れないという欠点を突き、リアガードをアタックしてアタックヒットの可能性を高め、トリプルドライヴを2回行うことでリソースを暴力的に肥やしたり、守護者無しではまず防ぎきれないような高パワーを出せる超越ユニットの圧力も相まって、まさに引ければ鬼強を体現している強力な1枚です。

 その後、《超鋼闘機 ヘヴィ・デューク》《伝説の次元ロボ ダイカイザー・レオン》といった、相手にガード制限させたりガードを突破させる能力を持つ超越ユニットの登場により、ますますコマンダーローレルの存在が戦局を左右するようになりました。これらのカードはハーツ指定はもちろん、ローレルが1枚制限という前提によってデザインされたカードとも捉えることができ、これらの登場によってローレルの規制緩和はより厳しいものになると、多くのプレイヤーは考えたことでしょう。


 しかし、そんな多くのプレイヤーが予想していない裁定をブシロードは下しました。コマンダーローレル、まさかの制限解除です。1→2枚への緩和ではなく、4枚フルに投入できる完全解除です。
 先にも挙げたとおり、ヘヴィ・デュークやレオンといった、よりノーガードを強要させてくる超越ユニットがあるにも関わらずの規制解除に、思わず叫ばずには居られません、血迷ったかブシロード




大会レギュレーションに関するお知らせ

≪大会レギュレーション≫
公式・公認大会には、以下のような大会レギュレーションがあります。

【クランファイト】
クランを1つ選び、そのクランを含むカードだけでデッキ(メインデッキとGユニット)を構築してください。
また、アニメに登場した特殊なデッキを選んで出場もできます。
条件は下記の通りです。
《ロイヤルパラディン》を選んだファイターは「ブラスター・ダーク」のカードをデッキに4枚まで入れることができます。
《リンクジョーカー》を選んだファイターは、カード名に『Я』の文字を含むカードをデッキに好きな枚数入れることができます。
カード名に「宝石騎士」を含まないグレード3のカードがデッキに入っている場合、「宝石騎士 そーどみー」のカードをデッキに入れることができません。
(2016年1月22日〜)

発売済み/配布済みの全ての日本語版「カードファイト!! ヴァンガード」のカードを使うことができます。




 これはこれでまた寂しいんだよなぁ(ドM並感)




 《宝石騎士 そーどみー》に関しては前回のファイターズルール更新によって制限入りを検討されていた1枚でしたが、今回クランファイトルールの一部に組み込む形で制限カード(厳密には違います)入りの処置を受けました。
 そーどみーはECB(1)-「宝石騎士」という低コストでボードアドバンテージを稼げるユニットとして、登場から多くのロイヤルパラディンデッキにおいて採用されてきました。《探索者 シングセイバー・ドラゴン》サンクチュアリガード・レガリア》《全盛の宝石騎士爵 エヴァンジェリン等々、多くのロイヤルパラディンのエースユニットの傍らには必ずそーどみーの存在があり、ロイヤルパラディンの多くのデッキを支えてきた紛うことなき功労者であります。特に5期以降のロイヤルパラディンはグレード2未満の展開ギミックが希薄なため、そーどみーが如何にロイパラの安定性及び速攻性に貢献したかは一目瞭然でしょう。


 しかしながら、エスペシャルコストやサーチ先を「宝石騎士」名称参照されることで、トリガーを中心にデッキの大部分を「宝石騎士」で固めることとなりました。これによって多くのデッキのグレード2以下の採用カードがほぼ固定化されてしまい、ロイヤルパラディンというクランのデッキ構築そのものがほぼテンプレート化されてしまいました。TCGは常に変化を求められており、ヴァンガードに関してもそれは例外ではなく、そーどみーある限りデッキの固定化は継続されてしまうことでしょう。

 そして、オデュッセウスほどではないにしろ速攻性能を向上させたユニットであり、「波紋」と同様にロイヤルパラディンを環境上位に君臨させ続けた原動力として見られたのも、今回の規制の要因と見ても良いでしょう。純宝石騎士でなければ採用すら不可能なので、かなり変則的ですが実質禁止カードも同様ですね。サンクでよく見られた《ナイト・オブ・ツインソード》→そーどみー→《熱風の宝石騎士 シンベリン》と続く必殺コンボが失われたのは大きい、実に大きい。


 昨日の発表の時点ではこの実質禁止は少々やりすぎなのではないか? と使い手でもなくどちらかとサンドバック側なのにそう思っていましたが、一日経ってよく考えてみればまぁ妥当なのかなって思いました。速攻性能もそうですけど、やっぱりデッキレシピが固定化されてしまうのは、様々なカードを駆使して遊ぶTCGとしてはよろしくないですしね、致し方なしでしょうか。



○以下のカードは、指定カード入りを検討いたしましたが、今回の指定カード入りはいたしません。
「神聖竜 サンクチュアリガード・レガリア」

ファイターズロード2015全国決勝大会を含め、現時点の《ロイヤルパラディン》のデッキの中でも多く採用されているカードであり、今後このカードが環境を固定化する要因になる可能性があります。そのため、指定入りを検討いたしました。


「タイダル・アサルト」

ファイトの決着ターンを著しく早める要因になりうるため、指定カード入りを検討いたしました。


コマンダーローレル」

Gユニットとの組み合わせは環境の固定化を招く恐れがあり、再び指定カード入りする可能性があります。


「メカ・トレーナー」

《スパイクブラザーズ》のデッキ構築の幅を狭くする可能性があるため、指定カード入りを検討いたしました。
しかし、現時点で構築可能なデッキタイプや、今後使用されることが予想されるデッキタイプを元に検討した結果、これらのカードについて、今回の指定カード入りはいたしません。


ただし、これらのカードは今後の大会における使用率などによって、環境を固定化する大きな要因であると判断された場合は、大会の期間中であっても、指定カード入りする可能性があります。




 個人的にはリザードソルジャー コンロー》の互換である《メカ・トレーナー》が規制されるだろうなと思っていましたが、検討止まりだったようですね。とりあえずは安定したFVとして運用できそうでなりよりといったところでしょう。


 レガリアは検討に検討を重ねた結果未だに制限入りせず。しかしそーどみーが実質禁止カード入りしたことで、今後も環境に居続けられるかが肝になってきそうですね。こいつ自身は展開などのギミックは一切無く、その強さもリアガードに依存していたので、そーどみーの規制によってシングと同じく結局制限入りは免れそうな気がします。


 《タイダル・アサルト》が規制検討に入ってきました。そーどみーとはまた違ったアプローチで序盤速攻を仕掛けてくるのが主な理由となるのでしょうか。実際、序盤にクリティカルを振られるだけで悶絶しちゃいますからね。





 速攻環境の終焉と真の敵


 総じて今回の規制によって、軒並みの速攻要素を排除してきた感じがしますね。実際のところ、序盤速攻からのG2止めによって、目玉ギミックになるはずの超越が満足に行えずにファイトが終了する光景も多々あったため、開発側としてはより多くプレイヤーに超越して貰うという名目のためにこういった制限を課してきたのかもしれませんね(超越が主体にならないとGペルソナ系が売れないしね)(やめろっ!)。

 そして、速攻デッキが軒並み弱体化することで、強力なギミックこそ持つものの、その速度に追いつけずに勝ち上がれなかった中速デッキの台頭が注目されることになります。焼きギミックでコントロールするかげろうを筆頭に、鉄壁防御と超火力ソリティアのエンジェルフェザー、暴力ドローやガード制限スタンドのグレートネイチャー、序盤さえ凌げば後はジルドレイがなんとかしてくれるダークイレギュラーズなどなど、速攻によって中々日の目を見ることができなかったデッキの隆盛が期待されます。
 もちろん、リンクジョーカーや撃退者に解放者、ギアクロニクルなどの現環境上位勢の更なる隆盛も有り得ます。


 しかしながら、そういった中速デッキが隆盛を極めてくると、それらのデッキに共通して1つの敵が立ちふさがることになります。
 今回のファイターズルールの更新で速攻を潰したところで、それらが持つ共通の敵は一貫して目の前に立ちふさがっているのです。それを乗り越えない限り、真の隆盛は訪れないと言っても過言ではないでしょう。
 真の敵、既にお気付きの方も多いと思います、そう!










 制 限 時 間 で す 。 



 30分にしてくだされ・・・。ただでさえ中速デッキはシャッフルやサーチが多過ぎるってのに、それがぞろぞろ出てくるってことは絶対20分じゃ足りないよ・・・。