ここはオラクルシンクタンクとスフィアメイガスをこよなく愛する烏丸Ilsとかいう人がカードファイト!! ヴァンガードを中心にいろいろ書いているブログです。
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ゲームバランスまで抹消された

 本日は4月1日です。エイプリルフールですね。

 エイプリルフールだというのに、それっぽいものを何も用意できなかった(しなかったが適当か)わけで、もし少しでも心の片隅で期待している方がいれば、申し訳ないです。サイト丸ごと改装とか、凝った画像とか、オリジナルクランのデッキレシピとか、出来る範囲でのことはいくらでもあったわけですが、何分面どu(ry


 ヴァンガードの公式サイトもエイプリルフール仕様でしたね。今年は宮地学園高等部のHPになってました。最近では学校のHPはニュースで不祥事や事件が取り上げられる度に凸の対象t(おっとそのお話しはそこまでだー!)


 オリジナルクランといえば、新クランの情報が出ましたね。《リンクジョーカー》って。見た感じ個人的には宇宙からの侵略者が連想され、《ディメンジョンポリス》の日本の旧悪役怪獣とはまた違った、某使途と似た雰囲気を感じさせられます。



 まぁ、そんなタイトルとは縁の無い話しは置いといてですね。最近雑記らしい雑記を書いていないので、ここらで一発、無駄に長文で拙い支離滅裂な駄文でも掲載してやろうかと。



 やっぱり長文になったので、追記よりどうぞ。



 今更ですが、抹消者について僕なりに語ってみようかなとか、思っちゃったりしたりして。
 あくまで僕個人の視点なんで、間違ってるよとか勘違いしてると思われる部分もあるとは思いますけど、寛大な心で受け止めてやってください。




抹消者 ドラゴニック・ディセンダント


 最近の大会情勢を見ていると、嫌でも目に付く『抹消者』というクラン名前。主な原因は先行情報が公開された当時から、その壊れっぷりで悪名高い《抹消者 ドラゴニック・ディセンダント》の存在です。

 ディセンダントの強さはなにより、被ダメ4点から、ヴァンガードのアタックをノーガードか、ヴァンガードの2回のアタックを防ぐかの2択を迫れるところにあります。トリガーチェックでクリティカルを捲られれば6点目まで被弾し負けを喫しますし、1回目のアタックを凌いだところで、今度は☆+1と強化された再アタックが飛んできます。この2回のアタックを凌ぎきったとしても、その後のリアガードのアタック分も含め、かなりのガード値を要求される事となります。



「被ダメ4点からのディセンダントは、鬼畜!」



駆逐された限界突破


 被ダメ4点というのは、すなわちリミットブレイク達成条件のダメージ数です。マジェやジ・エンドなどを規制し、リミットブレイク勢の使用率を高め、新環境への促進を進めたかったはず。なのにその矢先、そのリミットブレイク戦略に対する超絶アンチカード、ディセンダントの登場は、これまで以上に多くのリミットブレイク戦略を環境から駆逐してしまいました。例として、「騎士王凱旋」発売前までは環境トップを狙えるほどの躍進を見せていたエンジェルフェザー・《真紅の奇跡 メタトロン軸は、ディセンダントによって環境から駆逐されてしまったと言っても過言ではありません。現に最近行われた公式大会やCSなどの参加デッキ分布などを見ても、凱旋発売前と比べると月とスッポン、使用率は激減しています。

 メタトロンの例に倣うと、リミットブレイクを前提とした勝ち手段を持つデッキは、多くの場合駆逐される運命でしかないと思います。自爆系という逃げ道はありますが、引けなかった場合結局多くのデッキがバニラデッキに成り下がるわけですから、メタトロンの二の舞でしかありません。



「起動型リミットブレイクに、人権は無いのよ・・・」



除去による制圧


 除去が豊富なのも追い風となります。既存の《ドラゴニック・デスサイズ》に加え、《伏竜の抹消者 リンチュウ》という極めて汎用性の高い除去能力を持つFVが同時にリリースされています。デスサイズは、これまでのなるかみのヴァンガードユニット、主に《ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオンとのコスト競合の関係で目立ちませんでしたが、ディセンダントの場合、コスト面で競合することが軽減され、これまで以上に併用されるようになりました。

 その除去能力が、ディセンダントとのシナジーを形成することとなります。ユニットを除去すると除去された分の穴埋めをしなければなりません。穴埋めするにはどうするか、多くの場合手札からのコールとなります。ヴァンガードにとって手札からユニットをコールすること=ガード値の減少につながります。インターセプトできるグレード2はまた別ですが、これがグレード1以下の場合、単純に5k、もしくは10kのシールド値ダウンと言う計算になり、ディセンダントのアタックをガードする手段を削ることができます。かといって、それを念頭に展開を渋れば5kシールド値要求でガードが容易となり、相手にダメージを負わすことが難しくなってしまいます。



「除去はどんなゲームだって、強力!」



コストを削れ


 そんな強力クラン抹消者、及びディセンダントに対抗するにはどうすればよいのか。ディセンダントのスタンド能力は、カウンターブラストこそ軽いですが、もう一つ大きなコストを支払う必要があります。『「抹消者」と名のつくカードを3枚捨てる』です。

 ご存知の通り、なるかみはボードやハンドのアドバンテージを稼げるクランではありません。ライジング・フェニックス》の高騰を見ても分かると思います。なので、どうしても全面展開すると防御面、そしてディセンダント自体のコスト面で不備が生じてしまいます。いくらヴァンガードが再スタンドするとはいえ、ディセンダント1体だけではガードは容易です。かといって展開しすぎるとコストが確保できなくなる可能性も出てきます。そこがディセンダントの弱点であり、狙い目です。



(フェニックス引け! フェニックス引け!)


リアガード狙いは悪手か?


 ディセンダントが再スタンドする為には、手札を温存しなければいけません。そのためには相手のリアガードを削り、相手の展開を促し、手札を消費させることである程度の邪魔をすることができます。
 手っ取り早いのは、こちらも除去能力を使うことですが、すべてのクランに除去能力があるわけではないので、ユニットのアタックによるリア潰しが一番です。スタンドトリガーなどを採用し、リアガードを執拗に狙い続けるといったプレイングも対策の一つとなるでしょう。リミットブレイク達成を阻止する意味でも有効な手の一つです。

 しかしながら、スタンド軸の常として、ヴァンガードに脅威がなければ意味がありません。スタンド軸の《蒼嵐竜 メイルストロームのようなアドバンテージの塊ぐらいでなければ、ヴァンガードのアタックをスルーされ、いつかはリミットブレイクを達成されてしまいます。更にこの場合、スタンドトリガーを引けなければリアガードを狙った分、相手ヴァンガードへのダメージ1点分アドになってしまいます。ヴァンガードで強力なアタック時効果やヒット時効果などを持つものを採用してない限り、スタンドトリガーメインのトリガー構築はおススメしません。



「スタンドトリガーはヴァンガードが強力なアタック時能力や、ヒット時効果を持つ場合に強い!」



抹消者 ガントレッドバスター・ドラゴン


 リアガード狙いによる手札消費も大事ですが、やはり貴重なアタックをリアガードに向け続けるのは勿体無いです。となれば、テンポを崩さずリアガードを攻めるには、こちらも除去能力を使う他ありません。となれば、やはり同じ除去能力に特化しているなるかみを使用し、結果ミラーマッチが頻繁になるのは目に見えてしまうわけです。

 特にミラーマッチで強力なのが同じ抹消者の名を持つ《抹消者 ガントレッドバスター・ドラゴン》です。カウンターブラストによる除去能力はもちろん、リミットブレイク能力による☆+1のボーナスにより、場と手札両方を削りにいくことができます。対ディセンダントで展開とガードで四苦八苦する状況を、1枚で作り出すことが出来ます。もちろん、アタックは1回のみなので完全ガードで容易に防ぐことはできますが、アドバンテージを稼げないなるかみにとっては大ダメージに他なりません。特に☆+1により、相手の被ダメ3点からでもトリガー次第でゲームエンドまで持っていくことを考慮すれば、相手は確実に防いできます。そこでリアガードを潰してリミットブレイク未達成のままターンを返せば、容易に反撃を防ぐことが出来ます。結果、なるかみにはなるかみの図式が成立するわけです。



「ガントレッドはディセンダントに対するソリューションだったわけだ!」



ガントレッドが記した道


 ガントレッドがディセンダントに対して強い理由の一つとして、やはり被ダメ3点から一気にゲームセットまで持っていける可能性を秘めていることです。防がれても完全ガード、もしくは20kシールド値を削れれば御の字であり、それでいてリミットブレイクを達成させずにターンを渡せるため、脅威もありません。

 となると、被ダメ3点からでもゲームエンドに持ち込めるヴァンガードが、ディセンダントに対しての対抗策の一つとして考えられます。☆ボーナスのつく《マジェスティ・ロードブラスター》《純真の宝石騎士 アシュレイ》《導きの宝石騎士 サロメなどは十分にディセンダントに対する回答として活躍できるでしょう。1ターンで6,70k以上のシールド値を余裕で要求できる《バッドエンド・ドラッガー有するスパイクブラザーズも、被ダメ3点から6点目まで一気に持っていくことが出来るでしょう。
 特に宝石騎士はロイヤルパラディンお得意の展開力によって除去のリカバリーも容易であり、《ブラスター・ブレード》の採用で除去もこなせるため、対等に渡り合える可能性を秘めています。弱点はサロメが10kなので、《抹消者 ディモニッション・ドラゴン》単体でもシールド値を要求されてしまうことですか。

 別の勝ち手段としては、ディセンダントの再アタックをもガードできるハンドアドバンテージを稼げば良いわけです。ココくっきーがその例ですが、序盤に殴れるG1がいないため速攻されると脆く、ドロートリガーを採用していない場合がほとんどのため、除去のリカバリーが追いつかない可能性もあったりと、立ち回り次第では不利です。Vが10kなので、ケイ互換にも単体でアタックを許してしまう点もキツイです。



「宝石騎士に期待しよう!」



まとめ


 以上のことから、ディセンダントに対抗するためには以下の要素を含む必要があります。


・被ダメ3点からでも致死量を叩きだせる。
・除去によって展開させ、手札を消費させる。
ヴァンガードの2度のアタックを含め、防ぎきれるほどのガード値を出せる。



 すべての要素を満たすのは難しいですが、とりあえず1つめと2つめは同時に容易に満たせるのが、同じなるかみだということなんですよね。

 例えそれらの満たせなくとも、こちら被ダメ3点をキープしたまま、相手を4点5点に追い込み、返しのディセンダントをスルーしたのちに、さらに返しのターンでケリをつけるというのが一番です。が、リミットブレイクを前提とした勝ち手段のデッキで、リミットブレイクに頼らずに(正確には頼れずに)そこまで持っていくのが困難なわけで。


 どうしても無理な時は、潔く4点からのノーガードしかありません。結局それがディセンダントに対する、全クラン共通の答えなのかもしれません。



 以上です。ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。拙い駄文ですが、少しでも暇つぶしになったのならば、幸いです。ではでは。