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今日のカード 6/18 智勇の神器 ブリュンヒルデ




智勇の神器 ブリュンヒルデ

6月20日(金)発売 エクストラブースター第12弾「女神の円舞」


ヴァンガード開発部からの一言!!】

本日ご紹介するのは『女神の円舞曲』収録の「神器」。強力なアルティメットブレイク能力を備えた1枚だ!
その能力は、相手リアガードを最大3体退却させ、退却させたのと同じ枚数だけドローできるというもの。カウンターブラスト4枚、ソウルブラスト6枚のコストは大きいが、相手と最大6枚の差をつけられる超強力な能力だぞ!!
さらに「叡智の神器 アンジェリカ」へのクロスブレイクライドで、単体パワー23000&2枚ドローもできる。パワー13000の防御力にリアガード退却が加われば、戦乙女「ブリュンヒルデ」の名に恥じない力を発揮するはずだ。
ギオンだけが「神器」じゃない! クロスライドとアルティメットブレイクの「神器」も注目だ!
強力なユニットがてんこ盛りな『女神の円舞曲』の発売まで、あと2日! 『宵闇の鎮魂歌』もよろしく!!


今日のカード(http://cf-vanguard.com/todays-card/) 6/18 より



 ジェネシスのグレード3ユニットです。相手リアガードを退却させ、退却させたユニットの数だけドローする起動型アルティメットブレイク能力と、《叡智の神器 アンジェリカ》に対応したクロスライド能力を持ちます。


 アルティメットブレイク能力は、CB(4)とSB(6)を支払うことで、相手リアガードを3枚まで退却させ、退却させたユニットの数だけカードを引くことができます。

 相手のリソースを3枚削りつつ、こちらのリソースを最大3枚増やせるので、最大で6枚分のアドバンテージ差をつけることができます。相手のインターセプターなどを減らしつつ、こちらは追加のアタッカーやガード値を確保しているため、優勢劣勢を問わず、どんなファイトの終盤でも活躍してくれることでしょう。


 クロスライドに除去にドローにアルティメットブレイクと、明らか長期戦を視野に入れた性能となっています。
 しかしながら、双闘環境によって、ヴァンガードのフィニッシュ力がもはやデフォルトとなっている中、非双闘かつ戦闘面に関してはクロス補正以外バニラというのは、物足りなさを感じます。グレード2以下のリアガード要員もほぼサポートに徹しているためフィニッシャーには程遠いですし、そのサポートもSCばかりでドローソースユニットはほんの一握りと、長期戦を戦い抜くにはやや人材難です。
 そしてなによりも、ブリュンヒルデに素乗りしてしまった時のやっちまった完はミネルヴァの比ではないことは確かです。


 色々と課題まみれの戦乙女ですが、他の新規カードや既存カードのサポートを駆使すれば、大抵の課題は克服できるようにはなっていると思います。


 既存では《林檎の魔女 シードル》、新規では《真昼の神器 ヘメラ》《払いの神器 シャイニー・エンジェル》など、山札を削らずにSCできるユニットを多く採用できるため、山札切れも多少回避しやすくなりました。特にヘメラとシャイニーはドロップゾーンからのソウルインなので、後からソウルインしてクロスするのはもちろん、コストでドロップに置かれたアンジェリカをすぐに戻せるため、最低限のソウル枚数でも安心してコストに回すことができます。


 ドローソースユニットに関してはクロスライド元のアンジェリカがいます。他にも展開力を補佐する《烏の魔女 カモミール《蛙の魔女 メリッサ》に加え、《箒の魔女 キャラウェイ《清めの神器 ピュア・エンジェル》などいますが、どれらもCBを消費するため、ブリュンヒルデのCB(4)を考えるとCB(1)でこれらを回せなければなりません。キャラウェイに関してはもはやコストを支払うことすらできません。

 となると、アド源に関してはアンジェリカのブレイクライド頼りとなってしまうのではないでしょうか。ブレイクライドでそのターン中であれば双闘とタメを張れる火力はあるので、トリガー次第ではそのまま押し切れるやもしれませんので、アゲインゲーは確実になってしまいますが、致し方なしですかね?


 とりあえず、テキストを読んでみても、構築とプレイング、両方の面で技量の問われる1枚だと思います。
 そういう意味では、フレイバーテキストからしても、開発陣からユーザーに叩きつけられた挑戦状の一種ではないでしょうか。

 こういう開発陣からの挑戦状的なカードも、TCGの面白いところの一つだと思います。多分シングルも(宇宙おばさんのおかげで)そこまで高騰はしないと思いますので、チャレンジ精神旺盛な方は、このブリュンヒルデ、挑戦してみては如何でしょうか。