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常連客はお店が生み出す


「真面目か!」



 常連客ってのはカードショップにのみならず、どの業種においてもとっても大切な存在です。でも、その常連客次第ではそのお店が繁盛するどころか逆に衰退してしまうこともあります。

 今回、ちょっと思うところがあったので自己啓発の意味も込めてまとめてみました。
 続きは追記よりどうぞ。

 常連客はお店が生み出す


 基本的に常連客というのは自然に生まれるものではありません。お店側の努力によって、お店側が生み出すものです。
 例に挙げれば、

 ・豊富な品揃え
 ・リーズナブルな価格設定
 ・丁寧な接客


 カードショップに限定すれば、対専用フリースペースの有無も重要です。
 これらのサービスを提供し続けてお客の心を掴むことで、常連客へと昇華させることができるのです。



 常連客贔屓は致し方なし


 よく「カードショップにありがちなこと〜」などのまとめを見ると、常連客贔屓が〜という意見をよく目にすると思います。確かに一部のお客だけに優先的な接客をすることは、傍から見れば好ましい光景ではないでしょう。

 しかし、常連客はショップにとって一番売り上げに貢献してくれる存在です。毎日毎週来店されることで売り上げへの貢献度は一見さんとは比べ物になりません。

 カードショップであれば、新弾が発売されるたび箱買いやカートン買いがデフォルトである常連客さんも多いです。そんな宝のような存在の人を早々に手放すわけにはいきません。となると、その方をショップに引き止めるためにも、贔屓は必要になってくるのです。



 常連客はショップの看板


 毎日ショップに来店する常連客が居るとします。毎日来店されるのですから、当然のように顔を覚えられやすくなります。ではもしこの常連客さんがとっても優しい人で、いろんな人から慕われていたとしたら、どうでしょうか。おそらく、その常連客さんに会いたいが為に来店されるお客さんも増える要因になりえます。

 逆に、もしその常連客さんが嫌な人だったらどうでしょう。「あのショップはいつも嫌な常連客がいるから行きたくない」と、中々リピーターが増えない要因になりえます。

 常連客というのは、ある種そのショップの看板、マスコットキャラのような存在にもなるのです。ショップ側はそのことを知っておく必要があり、常連客がどういう人間で、普段ショップでどういった言動を取っているかを把握し、時には注意しなければならない場面も出てきます。



 常連客は天使にも悪魔にもなる


 カードショップで常連客が関連しているケースで有名なのが店員と常連客が雑談していて、レジ清算が進まない、店員と商品について話しができない、という事案です。

 上でも述べたとおり、常連客への贔屓も必要です。ですが、それが原因で新規顧客を失うということは、次の常連客を生み出すチャンスを逃したということになります。本来であれば毎週の売り上げが、その日限りの売り上げに終わってしまうのです。

 また、フリースペースなどのローカルルールや大会でのジャッジを常連客が取り仕切っていたりしている場所も少なくありません。本来ではショップ側が管理するべきところを常連客が管理することで、一見業務や大会がスムーズに進行するかのように思われます。

 ですが、裏を返せば常連客に任せたことで、ショップ側の知らないところで不満やクレームが発生する可能性もあり、対策対応を考えるどころか、そういう事案を知らぬまま顧客を失っているケースも無きにあらずなのです。

 これらの繰り返しによって新規顧客を掴み損ねると、次第に常連客に依存した運営に成り下がり、やがて常連客のみで採算が取れなくなると赤字となり、やがて閉店を余儀なくされます。

 どちらも極端な話しですが、十分にありえる話しです。常連客は売り上げに貢献してくれる天使になると同時に、新規顧客を失わせる悪魔にもなるのです。



 常連客への教育もショップの仕事


 先も述べたとおり、常連客はショップが生み出すものです。贔屓などを用いて生み出した常連客なのですから、ショップ側がある程度教育をするのもまた義務であり、必然なのではないでしょうか。

 雑談の件でも、雑談相手の常連客でなく常に周りに気を配ること、優先すべき業務が生じたら真っ先に中断すること、また中断を常連客に容認させることが大切です。

 ローカルルールやジャッジも、常連客にまかせっきりではなく極力ショップ側が仕切ることが好ましいです。それでも難しい場合は、必ずショップ側に報告し、最終的な決断を常連客側で勝手に決めさせないことを約束させましょう。知らぬ存ぜぬで無かったことにして一番損をするのはショップです。



 常連客としての自覚を持とう


 常連客側も多少なりとも、常連客としての自覚を持つことが大切です。これまで述べたことももちろん、特に自身が毎日来店しているようなヘビーユーザーだという自覚があるのであれば、同時に自身がショップの看板を多少なりとも担っているという自覚を持つことが大切です。

 もちろんその中には先に述べた雑談やルール管理などの他にも、普段の行動などで他人に不快感を与えていないかなどを自問自答し、改善すべしところは改善するように努力を心掛けることも必要でしょう。台パンしない、大声で騒がない、店員にタメ口を利かないなど、小さなことからでも少しずつ改善していきましょう。



 良い環境を目指していく


 最近では常連客を贔屓するだけ贔屓し、その後のケアを怠った、ある意味野放しにしてしまうショップが多いのではないでしょうか。そしてそれが某大手掲示板などで書き込みに反映されているとすれば、目先の売り上げを最優先にするあまり、お店全体図を蔑ろにしているショップがどれだけあるか。常連客という扱いに胡坐を掻いてどっかり座り込んでいる人間がどれだけいるか。

 TCG業界が隆盛を迎えようとしている今、企業だけでなくショップやユーザーも意識改革に取り組まなくてはいけない時期になってきたのではないでしょうか。そのためには商品を販売し、プレイスペースを提供しているショップの努力ももちろん、その努力に相乗効果をもたらしてくれる常連客が必要になってきます。

 自分が楽しむだけでなく、周りも楽しめる。
 そんな空間は、あなたのちょっとした意識改革で作れるかもしれません。




 参考文献

 ストリームライン有限会社常連が店をつぶす、というのは本当ですか?
 Excite Bit「常連」と店員の、ほどよい距離感って?
 カードショップ開業を応援するブログ常連客はどうやって増やすのか
 世の中のサイクロン-遊戯王サプライまとめサイト-【遊戯王】カードショップにありがちなこと
 おもちゃ屋の始め方。美少女フィギュア専門店 限定市場 店長のショップを開業する方法常連さんには徹底的なエコヒイキをすべし




 あとがき


 なんか綺麗にまとめようとして失敗した感があります。いっちょ前に参考文献まで載せちゃって、深夜になにやってるんでしょうね。

 ここまで書いた身として、果たして自分はいつもいくショップの看板であるのか、と言われれば微妙なんですよね。かれこれもう2年以上も大会にも参加し続けてますし常連と言われればまごうことなき常連客なのでしょうが、未だにそういった実感が沸かないんですよね。大会で優勝争いをしているわけでもないし、人間的にも特別慕われているようなできた人間でもないし。コミュ症だし・・・。

 そんなことを考えてるうちに、常連客のあるべき姿について興味が湧いてきて、色々な方面を読み漁ってみて、自分なりにまとめてみた次第であります。


 客側はともかく、ショップ側のことはまったく知らないので、頓珍漢なことを書いてるかもしれません。そもそも間違いだらけかもしれません。僕の想像力の欠如した脳味噌が作り出した、まったく意味のない文字の羅列かもしれません。


 ですが、少しでも共感して頂けたら、これに勝る喜びはありません。
 筆者である僕自身も、小さなところから変えてみようと思います。少しでも良くなれば、それに越したことはないですしね。


 拙い長文でしたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 ではでは。