サロメは呪縛なんぞに負けないぞ!
リンクジョーカーのカードがあらかた公開され始めたので、相性が悪いとされている宝石騎士での対処法を個人的に考えてみました。
宝石騎士が呪縛に弱いとされる理由の一つが、ユニットとして扱われなくなることです。宝石騎士は性質上リアガードの数を参照します。呪縛されるとそれはカウントされないため、条件を満たすことが困難となり、本来の力を発揮できずに負けてしまうのではないかということが懸念されています。
ですがですが、実際に公開されたカードを見るに、そこまで弱いとは思えなくなってきました。むしろ対処法を確立すれば、普通に戦えると思います。
今回は現在判明している呪縛スキルを持つカードへの、その対処法を綴ってみようと思います。
その前に注意点をいくつか。
まず、僕自身は宝石騎士は組んでいません。身内や大会で相対するぐらいでしか、宝石騎士に対する知識はありません。
構築していない人間がデッキのことを語るなんて無礼千万身身の程知らずもいいとこです。
平気で間違ってることを書いている可能性が大ですので、鵜呑みにせず、あくまで参考程度にお願いします。
では本題へ。
《星輝兵 インフィニットゼロ・ドラゴン》
グレード3。
ブレイクライドスキルで前列と後列のリアガードを1枚ずつ呪縛してきます。被ダメ4点から再ライドするだけで2枚も呪縛できるので、書いてあること自体は強力です。
ですが、そのブレイクライドスキルのおかげで3点止めがごっつい効きます。展開力皆無のクランである関係上、3点止めリア潰しとかされると阿吽ものです。
リアガードでも使える呪縛系スキルを持つユニットが総じて、既にユニットが呪縛されている場合のみ使用できる制約を受けているため、ブレイクライドが決まらなければただのバニラデッキです。
ただしパワー補正で20kラインは容易なので、注意。
《星輝兵 ネビュラロード・ドラゴン》
グレード3。
CB(2)で後列のリアガードを1枚呪縛します。さらにリミットブレイク状態で、相手の呪縛ユニット1枚につき、前列にパワー+3000のおまけつき。呪縛されて動きを封じられるばかりか、手札もごっそり削られてしまいます。
呪縛自体はリミットブレイクではないので、ライドしたターンからコストの許す限り使用できます。ただし呪縛対象は後列のみなので、こちらを2面パンチで抑え付ける抑制力は単体では持ちません。
基本こいつも3点止めが効きます。ネビュラで呪縛→ユニコーンのコンボで3点止めに必要なリアガードを封じられてしまうとリミットブレイクが機能せずに☆ボーナスがつかなくなり、3点止めができなくなってしまいますが、ネビュラユニコーンの動きをした時点でCB(3)を消費しています。
すなわちそこから4点にしてもネビュラの呪縛コストが確保できず、返しのターンでこちらのユニットを呪縛されることはないのです。
しかし、被ダメ3点から能力で呪縛され、表裏裏と4点からでも呪縛が使える状況を作られると辛いです。11kの時点で15kシールド値1枚貫通は狙えないので、リアガードを宝石騎士で埋めるくらいのことはしないと、キツイです。最悪VでRを殴り無理やり3点止めするのも考慮するべきでしょう。
《星輝兵 ダークバンド・ドラゴン》
グレード3。
CB(1)-星輝兵で後列のリアガードを呪縛してきます。エスペシャルカウンターブラストながらコストが軽いため、継続して呪縛することが可能です。
が、その起動型能力自体がリミットブレイクなので、インフィニット同様に3点止めすれば無問題。リアガードの数で負けていると単体パワー13kで20kラインを形成されてしまいますが、展開力でスターゲートに負けるユナイテッドなんて存在しませんよね?
《無心なる刃 ハートレス》
グレード3。
ヴァンガードのこいつのアタックがヴァンガードにヒットすると、こちらのユニットを1枚呪縛してきます。特に呪縛先に前後の指定がないため、現時点で判明しているグレード3では唯一アタッカーを縛れるため、中々侮れません。
ただしこいつの呪縛はアタックヒット時によるバトルフェイズなので、ユニコーンが空気であることが他にはない欠点です。コストもCB(2)と軽くはなく、ゲームシステム上中盤〜終盤にかけてはまず通さない(通せない)ので、一番刺さるであろう終盤以降にはまず呪縛されないでしょう。
こいつに関してはさっさとティファニーあたりを呪縛させて、コストを使わせてジリ貧に追い込みたいです。コストの関係上3点止めなら1回しか使わせないので、1回ぐらい夢を見させてあげてもよいのでしょう。
《星輝兵 メビウスブレス・ドラゴン》
グレード2。
ヴァンガードのこいつのアタックがヴァンガードにヒットすると、こちらのユニットを1枚呪縛してきます。コストもかからないので、まさに破格のコストパフォーマンスです。ただしグレード2なので長居はしません。
のちのち3点止め戦略をとるのであれば、序盤の1点を防がれても対して問題はないでしょう。無視しちゃっていいと思います。
《特異点を射抜く者》
グレード2。
リアガードからヴァンガードにアタックがヒットすると、相手の呪縛ユニットがいるなら、さらに他のリアガードを1枚呪縛することができます。
ノーコストで呪縛はもちろん強力なんですが、アタックがヒットして、なおかつ既に呪縛している必要があるためかなり使いづらい印象。単体パワー8kなのも問題。とはいえサロメは10kなので、裏7kでもラインになってしまうため、少し強い。
しかし、上の連中はほとんど3点止めで呪縛が機能しなくなりますし、呪縛されたらされたでこいつをガードすればいいわけで。リミットブレイクしていないネビュラ横の特異点なんて怖くもなんともありませんよ。
《星輝兵 ダストテイル・ユニコーン》
グレード0。先駆を持つため、FVとして使えます。
CB(1)と、自身をソウルに置くことで、相手の呪縛ユニットがあれば、相手のリアガードを1枚呪縛することができます。早い話しが特異点の起動型番ですね。公開はこちらが先ですけど。
メインフェイズ起動なので相手の型に依存しているため、対策できないですね。テージャスでも忍ばせますか?
とりあえずこんなところですか。これらにさえ気をつけてきちんと対処できれば、リンクジョーカーをただのバニラデッキに陥れることができます。
以上のことから大事なポイントをまとめると、
3点止めしてリミットブレイクを封じること
3点止めしてCB(2)を1回こっきりにさせること
で、いいのかな? ただしこれらはベリコ互換、自爆互換が公開されていない現時点での話しです。ふたを開けてみればベリコがいるから3点止めでもCB(2)払えるよ^^ とか、3点止め?じゃあ自爆使うよ^^ ってな具合になると大方お手上げです。
それらがまだ不明な現状では、宝石騎士は悲観する必要は全然ないんじゃないの? というのが僕の感想です。対処法さえ確立できれば、全然頑張れるはずですよ。
今回は宝石騎士をテーマに扱ってみましたが、基本どのクランでもこの戦法は十分当てはまると思います。あとはVに☆がつくユニットを採用するだけの簡単なお仕事ですね(棒読み)
てなわけでこの辺で。ではでは。