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グレートネイチャー アプト軸


「火曜ミステリー ペンギン学長の事件簿 失われた劇薬
ご期待ください!」



 ライドトゥビクトリーのネット対戦に絶賛没頭中のilsでございます。当方もようやく通算100勝を達成し、Sランクにも到達いたしました。しかし、Sランクになったとたん対戦相手の方にキャンセルされる割合が多くなってきて、いささか寂しい、そんな今日この頃です。


 まぁそんな前置きは置いといてですね。そのライドトゥビクトリー、ネット対戦はもちろん、リアルでは組めないデッキが気軽に組める点も素敵ですよね。今まで使ったことも(相手にした事も)ないデッキを自分で組んでみたりすると、『あれ、これ意外と強いじゃん!』という発見が目白押しでした。


 今回のデッキもその一つです。グレートネイチャーの学長でありながら異端児、《学園をすべる者 アプト》を軸としたデッキです。早速レシピをば。



G3 8枚

4 学園を統べる者 アプト
4 マグネット・クロコダイル

G2 11枚

4 ジオグラフ・ジャイアン
4 ランプ・キャメル
3 マルチメーター・ジラフ

G1 14枚

4 シルバー・ウルフ
4 ケーブル・シープ
3 画鋲戦士 れさのり
3 フェザー・ペンギン

G0 17枚

1 ドングリ・マスター(FV)
3 トライアングル・コブラ(☆)
2 イレイサー・アルパカ(醒)
2 アラーム・チキン(醒)
4 カスタネット・ドンキー(引)
1 招運キャット(引)
4 ディクショナリー・ゴート(治)



 一応こんなですがネット対戦では結構な勝率を残しています。初見でどう対処するべきか分からない故の棚ボタという可能性が高いんですが、勝ちは勝ちですからね。


 デッキについての解説は追記より。

 まずは例の如くユニットの紹介から。




 グレード3

《学園を統べる者 アプト》・・・このデッキのメインです。グレートネイチャーながらやっていることはたちかぜやシャドウパラディンに近いです。衣装に騙されて最初は孔雀かと思いましたが、よく見たらカードフレームに収まりきる御体と短足ぷりからペンギンなんだと気付かされました。ちなみに本物のペンギンは実はめっちゃ足長いですよ、詳しくはググってね。

《マグネット・クロコダイル》・・・昨今は『R用グレード3』は死語になりつつあるようですね。インフレもココまで来ましたかそうですか。とはいえ、単体11k以上を叩きだせるユニットはアプト軸には欠かせないので、採用です。そもそもグレード3に無条件11kがいない時点で察しです。



 グレード2

《ジオグラフ・ジャイアント》・・・10kバニラ。エンドフェイズ退却ギミックが皆無なので、ガン積みします。

《ランプ・キャメル》・・・ライブラ互換ユニット。手札と盤面を揃えなければいけないので、これもガン積みです。

《マルチメーター・ジラフ》・・・相手依存故、使いづらい印象が強い11kアタッカー。それでも、毎ターン陣営を削っていく《コンパス・ライオン》は使いたくないので、こちらに。



 グレード1

シルバー・ウルフ・・・8kバニラ。18kライン、クロコダイルと組んで20kライン、どこでも役立ちます。

《ケーブル・シープ》・・・完全ガードユニット。10kの脆さをカバーすべく、4積み安定。

《画鋲戦士 れさのり》・・・ライン調整で終盤の一押しに。

《フェザー・ペンギン》・・・アプト専用ブースター。ソウル確保が難しいので使いどころは慎重に。



 グレード0

 FV

《ドングリ・マスター》・・・いわゆるシズク互換ユニットです。アプトにライドできないとバニラデッキに成り下がるため、アプトを握れていない場合は優先的に使っていきたいです。


 トリガー

 トリガー配分は☆3醒4引5治4となっています。
 ドロートリガーが多めなのは、後ほど。




 デッキについて


 学園を統べる者 アプト


 まずはアプトの能力についてからおさらいします。


 
学園を統べる者 アプト グレード3
グレートネイチャー ハイビースト パワー10000 シールドなし ☆1
【自】【V】【LB(4)】:このユニットがヴァンガードにアタックした時、そのバトル中、このユニットのパワー+5000。
【自】【V】:[あなたの《グレートネイチャー》のリアガードを1枚選び、退却させる] このユニットのアタックがヴァンガードにヒットした時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの手札から《グレートネイチャー》を1枚まで選び、Rにコールする。



 自身がヴァンガードである場合、アタックがヴァンガードにヒットした時、自分のリアガードのグレートネイチャーを1枚退却させることで、手札から新たなグレートネイチャーをコールすることが出来ます。リアガードを退却させること、スタンド状態でコールされることから、1ターン中の連続アタックを目的とした使い方になります。となれば、アタック順は必然的にR→V→Rとなります。
 RVRのアタック順を強いられると、テンプレ型の☆8型では弱いと感じたので、アプトを防がれても先にアタックしたリアガードを有効活用できるように、スタンドトリガーを採用しています。



 スタンドトリガー


 スタンドトリガーを採用することで、アプトの退却コストに幅を利かせる事が出来ます。例えばG2⇔G1のラインを組んでいて、手札にグレード2や3のアタッカーが多いなら、後列のグレード1をスタンドして前列のユニットを退却、逆に手札がグレード1ばかりならば、前列をスタンドし、後列を退却させて手札のグレード1をコールすることで、臨機応変にラインを形成することが出来るようになります。最悪、手札からアプトでコールできるユニットがいない場合のカバーにもなります。単純に《ランプ・キャメル》《マルチメーター・ジラフ》などのヒット時効果持ちや単体11kがスタンドするだけでも相手としてはめんどくさいことないでしょう。



 ドロートリガー


 ドロートリガーはちょい多めの5枚体制です。《ランプ・キャメル》を4積みしてなお5枚は多めに思われるとかもしれませんが、アプト軸には欠かせません。


 アプト軸は先にも述べたとおり、RVRのアタックからアプトのスペリオルコールで連続アタックを仕掛けていくデッキです。ここで重要なのは、展開して殴るリアガードユニットと、手札からコールするユニットを両方確保し、なおかつ返しのターンのガード値も確保しておかなければならないことです。なので、ある程度ドローソースを多めに積み込み、どこからでもアプトからの連続アタックをスムーズに行え、ガード値もそれなりに確保できるようにする必要があります。せっかくアプトのアタックがヒットしたのにアタッカーがいない、このユニットをコールしたらガードが不安でコールできない、では宝の持ち腐れかつRVRで殴った意味がありません(そのためのスタンドトリガーですけどね↑)。なので、僕は5枚積んでみました。実際ガード値も第2アタッカーも程よく確保できて重宝しています。



 マルチメーター・ジラフ


 そもそも《マルチメーター・ジラフ》ってなんだっけという人のために、おさらいしませう。


マルチメーター・ジラフ グレード2
グレートネイチャー ハイビースト パワー8000 シールド5000 ☆1
【自】【V/R】:このユニットがアタックした時、相手のダメージゾーンの表のカードが2枚以上なら、そのバトル中、このユニットのパワー+3000。



 読んだだけでも使いづらさが一目で分かるカードです。とにかく相手にどこまでも依存します。カウンターブラストを使わないデッキはほとんどないので、終盤になればなるほど要らなくなります。

 カウンターブラストを使うデッキは色々ありますが、相手ターン中にカウンターブラストを使うデッキはほとんどありません。また、ダメージゾーンにカードが置かれる場合も基本表向きです。つまりこんな芸当が出来ます。


 アプトのアタックがヒットした→相手被弾で表が2枚以上になる→マルチメーターをスペリオルコール→単体11kになる


 いやまぁ多少はでっていうな部分もありますけれども、単体11kで殴れるだけでも十分強いんです。《コンパス・ライオン》のためだけに《スタンプ・ラッコ》投入もアホらしいじゃないですか。《パラボナ・ムース》のCB(2)なんて払えないしそもそもアレ起動型じゃないですか。そんなわけで消去法でこうなりました。実際11kなれないと分かったらアプトのコストになるか、インターセプトで次に繋げられるんでそこまでデメリットじゃないですよ。



 その他のユニット


 このデッキはグレートネイチャーですが、象徴とも言えるドーピング、及びエンドフェイズ退却時効果持ちが皆無です。単純にアプトがエンドフェイズ退却効果と縁が無いので当然と言えば当然ですが。


 例えば《バイナキュラス・タイガー》を入れてみてはどうでしょう。ヴァンガードにアタックするだけで好きなリアガード1枚にパワー+4000のドーピングを施してくれます。
 では、どこをドーピングすれば良いのでしょうか。V裏のユニットをドーピングしてアプトの能力を発動させやすくしたところで、スタンドトリガーを捲らない限りアプトのコストに充てられるのは他でもない《バイナキュラス・タイガー》です。そのターン中はそれでも良いかもしれませんが、それ以降はどうするのか。一回こっきりの高火力のためにエンジンを犠牲にしては意味がありません。継続して高火力を出せるから強いんです。


 ではバイナを退却させたくないからといって、RVと殴ったあとにバイナを殴らせてはどうでしょう。そんなことしようものなら、アプトでコールしたユニットをバイナでドーピングするという魂胆が丸見えで確実に警戒されます。そしてアプトを無事防がれた後、バイナはドーピングすることなくただ殴って終わりです。そもそも退却時ギミックが皆無では、ただのアド損生産機でしかありません。かといって《ぐるぐるダックビル》《鉛筆従士 はむすけ》を仕込んだところで、ヴァンガードがそういったギミックと皆無のアプトではこれまた意味がありません。サブVで《学園の狩人 レオパルド》を採用するのであれば最初からレオパルド軸で組んだ方が全然回ります。ということで、そういったギミックは無縁のデッキと相成ったわけでございます。



 以上です。追記とはいえこんな拙い長文、申し訳ないです。リアルでも低予算でお気軽に組めると思いますので、バイナが高い〜とお悩みの方、もしよければどうぞ。ではでは。